モニ1000チョウ類調査 6月第2回

◆実施日
2023年6月20日(火)
◆コース(奥多摩むかし道)
奥多摩VC 9:25(集合)~ サイカチ林道起点 10:06 ~ 小中沢広場(昼食 10:25~12:55)~ 境集落 〜 しだくら橋 ~ 道所広場 ~ 西久保切り返し 15:25 ~ 桃が沢バス停 ~ 奥多摩VC 16:30(報告後解散)
◆気象条件等
[開始時]天候 曇り、日差し なし、気温 19.0℃、雲量 100%、風力 1
[終了時]天候 曇り、日差し なし、気温 20.0℃、雲量 100%、風力 1
◆参加者
奥多摩サポートレンジャー会 会員 4名
◆出会ったハイカー
14名(バイカー2名を含む)

梅雨の晴れ間が長引き、なんとか予定通りの実施となりました。たまに薄日が差しますが、ほぼ曇りの天候で、全体としてはチョウの出現は低調でした。
 最も多かったのはスジグロシロチョウでした。小雨や今にも雨が降りそうな天候でもよく飛んでいるので、「雨に強いチョウ」などと勝手に呼んでいます(単に総数が多いだけかもしれません)。
 下草の中でバタバタしているチョウがおり、よく見ると産卵行動をしていました。ただ葉っぱを見ても卵は確認できませんでした。

モンキチョウ雄
モンキチョウ雌
スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウ

 黒いアゲハはクロアゲハとオナガアゲハが見られましたが、多くはありませんでした。年2~3回羽化しますが、6月は1回目の成虫出現期が終わり、2回目の出現にはまだ早いという時期のようでした。
 道沿いのコクサギの葉上に、まるまるとしたカラスアゲハの終齢幼虫がいました。7月にはカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハとの出会いが期待できそうです。

カラスアゲハ幼虫
                     クロアゲハ雄

 個人的には、この時期はミズイロオナガシジミ、アカシジミを期待していました。残念ながら、クリの花期は終わっている樹がほとんどで見つけられませんでした。
 そのかわり、コミスジ、ミスジチョウ、オオミスジ、イチモンジチョウを確認しました。なかでもオオミスジはむかし道では数年ぶりです。しかも、葉の上に長いこと止まっており、じっくり観察することができました。

オオミスジ
ミスジチョウ
イチモンジチョウ

 スジグロシロチョウの産卵(行動)、カラスアゲハの幼虫、アシナガバチ(女王蜂)の巣作り、ネズミを捕獲したまま死んでいるマムシ(事故?)、迷子の小鹿、とチョウ以外にもいろいろな生きものに出会えた盛り沢山の調査でした。

アカタテハ
ダイミョウセセリ
ヤマトシジミ

番外編: バス停にうずくまっていた迷子の小鹿

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