モニ1000チョウ類調査 8月第1回

◆実施日
 2022年8月10日(水)
◆コース(奥多摩むかし道)
 奥多摩VC 9:40(集合)~ サイカチ林道起点 10:36 ~ 小中沢広場(昼食)〜 境集落 〜 しだくら橋 ~ 道所広場 ~ 西久保切り返し 15:30 ~ 桃が沢バス停 ~ 奥多摩VC 16:30(報告後解散)
◆気象条件等
 [開始時]天候 晴れ、日差し 直射、気温 30.7℃、雲量 30%、風力 3
 [終了時]天候 晴れ、日差し 薄日、気温 32.4℃、雲量 30%、風力 2
◆メンバー
 奥多摩サポートレンジャー会 会員 5名

 猛暑が続く中での調査ですが、日陰で風が吹くと少し涼しく感じられ、既に立秋が過ぎていることを感じさせるものがありました。とは言え、暑いことにかわりはなく、ペットボトル3本分近くの水分を飲み干しました。


 今回は待望のスミナガシに出会うことができました!  が、残念なことに一瞬でした。
 道路の向こう側、葉上にとまっているスミナガシを見つけ、写真が撮れたと思ったのと同時に前から大きな工事車両が2台、どどど…とやってきて、あ~っ!?と思っているうちに車に巻き込まれ、いなくなってしまいました。車両が通った後、皆でスミナガシを探し、少なくともどこにも潰れて落ちていないことを確認し、きっと逃げたよね…と慰め合いました。
 もう少しゆっくりと観察したかったです。派手さはありませんが、シックな美しいチョウです(和名はその羽模様を墨流しで作った模様に喩えたそうです)。そして、口吻だけがオレンジ色!

スミナガシ

 むかし道はクサギやヨツバヒヨドリの花が咲いており、アゲハチョウが5種類と多く見られました。アゲハチョウの飛翔は速く、特に黒いアゲハチョウは一瞬では同定できないことが多いのですが、クサギでは「夢中に」と言えるくらい吸蜜しているので、恰好の観察ポイントです。アゲハチョウの季節となり、次回調査が楽しみです。
 また、道ばたの低いところにクロアゲハの前蛹を見つけました。むかし道を歩いているときに、幼虫や前蛹に出会うことは少ないので、こんなところに…と少し驚きでした。

クロアゲハ
オナガアゲハ
カラスアゲハ

 ところで、今回、最初に出会ったのはセセリチョウでした。最近、以前に比べてセセリチョウを見る機会が少なくなったような気がします。
 また、今回頭数の多かったチョウのひとつがムラサキシジミでした。暖地性のチョウですが、近年は東京の都市公園でもごく普通に見られます。

イチモンジセセリ(セセリチョウは眼が大きく、可愛く見えます)
ムラサキシジミ(表が紫青色で美しいのですが、なかなか羽を開いてくれません)

 ツマグロヒョウモンも暖地性のチョウで、今では東京都全域で普通に見られますが、私が子供の頃はまったく見られませんでした。ちょうど2頭、雌雄が飛翔して、求愛行動が見られました。調査は原則として一定の速さで歩いて実施するので、ずっと同じところで生態観察をする機会は少なく貴重な観察経験でした。

ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン求愛行動(左:♂、右:♀)

 そして、薄暗いところにコジャノメ?ヒメジャノメ?と思ったらクロヒカゲでした。

クロヒカゲ
調査のようす

◆観察できたチョウ(合計18種)
 シロチョウ科2種(キタキチョウ、スジグロシロチョウ)
 アゲハチョウ科5種(クロアゲハ、オナガアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ)
 シジミチョウ科3種(ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ)
 タテハチョウ科7種(ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ、コミスジ、アカタテハ、スミナガシ、  オオムラサキ、クロヒカゲ)
 セセリチョウ科1種(イチモンジセセリ)

 むかし道は既にいろいろな草花が実をつけ始めていますが、ダイミョウセセリの食草でもあるオニドコロの花が満開~実をつけ始め、でとても目立ちましした。

オニドコロ 雄花
オニドコロ 若い実

◆レポート:イモリスト

*写真のキャプションが間違っていました。「オニドコロ雌花」ではなく、「オニドコロ雄花」でした。お詫びして訂正します。

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