環境省モニタリング1000 inむかし道(チョウ類調査)11月(2019年調査最終回)

 今年最後の調査となりました。清々しい秋晴れの中で11種類を確認しました。日陰にいると寒く感じるくらいでしたが、日差しがある場所ではまだ秋のチョウ飛んでいたり、成虫越冬するチョウが盛んに吸蜜していました。特にキタテハが数多く見られたのが印象的でした。
 奥多摩も紅葉が少しずつ進んでおり、しばらくすると素晴らしい紅葉となるでしょう。
 今年も無事、調査を終えることができました。調査リーダー・メンバーの皆様、お世話になった関係者の皆様に感謝です。

実施年月日: 2019年11月5日(火)
開始時刻: 10:16  快晴  日差し 直射  気温 15.0℃  風力 2
終了時刻: 15:10  晴れ  日差し 直射  気温 16.4℃  風力 1

☆コース: 奥多摩VC 9:30~サイカチ林道起点10:16~小中沢広場(昼食)12:35~しだくら橋~道所広場~西久保見晴らし15:10~桃が沢バス停~奥多摩VC 15:50(解散)
☆出会ったハイカー: 8名(うち渓流釣り1名)
☆メンバー: 奥多摩サポートレンジャー会会員 5名
☆写 真: とりばね、るいようぼたん、マサ、イモリスト
☆レポート: イモリスト

◎観察できたチョウ(合計11種)  
  シロチョウ科2種 (キタキチョウ、スジグロシロチョウ)
 シジミチョウ科4種 (ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ)
 タテハチョウ科5種 (テングチョウ、クモガタヒョウモン、ツマグロヒョウモン、キタテハ、アカタテハ)

キタキチョウ(成虫越冬)
朝の10時過ぎで身体がまだ暖まっていないのか、葉の上でじっとしていました。
スジグロシロチョウ(蛹で越冬)
春から秋まで比較的よく見られました。
ウラナミシジミ(本土では限られた温暖な地域でのみ越冬)
秋によく見られるチョウですが、11月に入った今回もまだ見られました。
ムラサキシジミ(成虫越冬)
ウラギンシジミ(成虫越冬)
クモガタヒョウモン(幼虫越冬)
ツマグロヒョウモン♀(幼虫越冬)
アカタテハ(成虫越冬)
キタテハ(成虫越冬)
キタテハの集団吸蜜(と言うのでしょうか?)
この中に10頭のキタテハがいました。
そして、ここにも10頭近くのキタテハがいました。
越冬前の腹ごしらえでしょうか、一心不乱と言ってもよいくらいに吸蜜していました。
テングチョウ(成虫越冬)
イカリモンガ
最後はチョウではなく、ガです。
昼間に飛び回り、吸蜜のためよく花を訪れ、細い触覚を持つ、とまるでチョウのようです。
しかもテングチョウに似ているのです。
青い空に赤く色づき始めたモミジが奇麗なむかし道でした。

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