開催日 2023年3月8日(水)9:30~15:00
参加者 9名
[東京都多摩環境事務所1名、東京都レンジャー2名、東京都御岳ビジターセンター1名、御岳自然教室ボランティア2名、奥多摩サポートレンジャー3名(来年度新規会員2名含む)]
活動目的
観察や写真撮影のためと思われる踏圧により、自生のイワウチワの数が、年々減少しています。
山に自生する植物周辺の土を踏み固めてしまうと、育つことができずに、やがては消失してしまうことが懸念されます。
そのような事態にならないよう、地権者さまのご協力を得て、御岳山ビジターセンターと連携し、保護と再生「スクスクプロジェクト」と題して、今回初めて保護柵を設置することになりました。
作業内容
➀ロープ保護柵の設置
②ニホンジカの食害調査センサーカメラ設置
御岳山ビジターセンターに集合し、ミーティング、準備運動後、作業用具を分担し出発
(奥多摩サポートレンジャーの活動として、現地間の指導標2か所に緩みがあり直しました。)
御岳山にも春の気配
登山道沿いにタチツボスミレが咲いていました。
山頂には、まつぼっくりを食べたリスの食痕「森のエビフライ」がたくさん落ちていました。
本当にエビフライみたいですね
作業前、東屋で楽しいランチタイム
あたたかいお茶、とても美味しかったです。
東屋からは、筑波山や都心方面まで好展望
しかし、この日は春霞が濃く、近くだけでした。
上空の青と低空の白の2層に分かれているのは、杉花粉の影響でしょうか?
この日、青梅の最高気温 20.9℃
快晴 風も穏やかでまさに作業日和です。
イワウチワ自生地到着
落ち葉に隠れてイワウチワの葉
そして、観察や写真撮影目的と思われる踏圧
はっきり道になったものが方々5か所ありました。
作業開始
杭の位置、高さを揃え、ロープ柵設置
尚、保護柵は景観を損ねないカラーです。
ロープ端の始末
作業捗り、予定よりも早く設置することができました。
ロープ設置後、御岳山ビジターセンター担当者による手作りのパウチを取り付けました。
かわいいイラスト、大切なメッセージ
観察と撮影を楽しめるよう、1か所を道にしました。
ニホンジカの食害調査センサーカメラを設置しました。
貴重な植物を大切に、また来年も会えますように
そして再来年も、その次もずっと出会うことができますように
植物を愛しみ、素敵な登山の想い出になりますように
登山者の皆さま
ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
16 H.S*