◆実施日10月26日(木)10:20〜16:00 晴のち曇
◆コース:仲の平BS一西原峠→槇寄山→西原峠→田和峠→数馬峠→大羽山→浅間尾根登山口BS
◆参加者:奥多摩サポートレンジャー5名
◆出会ったハイカー:1名
紅葉の盛りには早かったこととクマの被害や目撃情報が飛び交っていることが影響しているのか、出会ったハイカーが1人だけの槇寄山コースの自主巡視でした。通常の巡視内容の他に、登山道近くのナラ枯れによる危険木に赤テープの目印を付けました。
仲の平から西原峠までは、登山道を塞ぐ倒木や大小の枝が落ちていました。時間の許す限り撤去しながら歩きましたが、その数の多さに切りがありませんでした。登山道横に蜂の巣があり隊員1名が刺されましたが大事には至りませんでした。
ナラ枯れの状況は、仲の平BSから西原峠と笹尾根では17本で「多いな!」という印象でしたが、数馬峠から浅間尾根登山口BSでは59本で「どうなってしまうのだ!」と驚いてしまいました。
動物の痕跡とキノコが印象的でした。「イノシシの掘り起こし」と「体の擦り跡」がたくさんありました。体毛は発見できませんでした。「シカの角研ぎ」では執拗に角を押し当てている痕跡がありました。「クマ剥ぎ跡」はクマがスギの樹皮を剥がして樹液を舐めた跡です。その他にカケスの羽が散乱している跡やタヌキの「溜め糞」、アナグマが掘った穴、きのこではスッポンタケやシメジ?などがありました。
充実した内容の自主巡視でした。
16期mog