モニ1000チョウ類調査 4月第2回

◆実施日
2023年4月27日(木)
◆コース(奥多摩むかし道)
奥多摩VC 9:25(集合)~ サイカチ林道起点 10:23 ~ 小中沢広場(昼食)~ 境集落 〜 しだくら橋 ~ 道所広場 ~ 西久保切り返し 15:25 ~ 桃が沢バス停 ~ 奥多摩VC 16:30(報告後解散)
◆気象条件等
[開始時]天候 快晴、日差し 直射、気温 18.7℃、雲量 0%、風力 2
[終了時]天候 晴れ、日差し 直射、気温 21.6℃、雲量 30%、風力 1
◆参加者
奥多摩サポートレンジャー会 会員 4名
◆出会ったハイカー
サイクリストを含めて22名

 新緑が美しい中にあちらこちらにフジの花が満開でした。まだ4月ですが、既に「風薫る」という感じの奥多摩むかし道で2023年度2回目の調査を実施しました。
 ウスバシロチョウが出始めました。少し風が強い時もあり、風に流され気味のウスバシロチョウの飛び方が特徴的です。ツマキチョウは雌もかなり見られるようになり、そろそろシーズンが終わりかけているようです。頭数ではサカハチチョウ(春型)とコミスジが最多でした。

  
飛翔するウスバシロチョウ             風をよけるウスバシロチョウ

 ツマキチョウ♂
   
コミスジ                   サカハチチョウ(春型)

 また、黒いアゲハ類(オナガアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ)が多く飛び始めており、例年より早く現れているように思えます。アゲハは飛翔が早く、あっという間にとおりすぎるので目視での判別も写真撮影も難しく、「クロアゲハ」ならぬ「クロ・い・アゲハ」で終わってしまうことも多々…。

 
クロアゲハ 雄        クロアゲハ 雌

 メンバーにとって嬉しかったのは、トラフシジミ(春型)を何頭も見られたことでした。珍しい種ではありませんが、一時に沢山見られる種でもありません。ヒメウツギの葉で近づいても飛び立たないトラフシジミがおり、産卵するのか?としばらく観察しましたが、産卵した様子はありませんでした。
(調べてみたらトラフシジミの幼虫は花や蕾を食べるので、蕾に産卵します)


トラフシジミ(春型)

調査のようす

<番外編>
西久保切り返しの手前の斜面にカモシカがいました。角が1本しかないようです。


カモシカ

◆観察できたチョウ(調査区間外も含めて、合計18種)
アゲハチョウ科4種(ウスバシロチョウ、オナガアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ)
シロチョウ科4種(キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、スジグロシロチョウ)
シジミチョウ科2種(トラフシジミ、ヤマトシジミ)
タテハチョウ科8種(テングチョウ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、サカハチチョウ、キタテハ、アカタテハ、クロヒカゲ、コジャノメ)
セセリチョウ科0種

◆レポート:イモリスト
◆写真:イモリスト&とりばね

以上

 



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