2022年10月2日(日)晴天28℃
主催者 桧原レンジャー、檜原レンジャー
サポートレンジャー7名
福生(ふっさ)班: 福生駅から出発5名、
羽村班: 9時羽村駅から出発5名、私は羽村班です。
福生班と羽村班が合流した地点で調査終了です。
※「ナラ枯れ」の原因
今、山の木々が突然枯れる「ナラ枯れ」が全国に広がっています。
ナラ枯れは樹木の伝染病です。
病原菌はナラ菌とよばれるカビの一種です。そのナラ菌を樹木から樹木へ運ぶのが「カシノナガキクイムシ」(以下カシナガ)です。
ナラ菌が樹木内で繁殖すると、道管の機能が失われ、水切れを起こして枯れてしまいます。
カシナガ被害は、ブナ科の樹木全般に及びます。
その中でも特に多く被害が見られるのは、ドングリを実らすことが特徴のコナラとミズナラです。
カシナガは大径木を好む。若い木は抵抗力が有るようです。
<被害木の特徴>
1.紅葉時期ではない夏場に、急速に木全体の葉が枯れる。
2.地上から高さ2m程度までの幹に、大量のせん入孔(虫が幹に入った穴)がある。そこから出た大量のフラスが幹や根元に積もっている。
【フラスとは】
「昆虫などが樹木に穴を開けたときに排出する、木くずと糞が混ざったものです。」
秋の紅葉が始まると、ナラ枯れ被害木と紅葉を見分けることは困難ですので、10月上旬までに被害状況を把握しておく事が重要です。
ナラ枯れした大木は、数年すると枝が落ちたり、倒れたりする。
もちろん山には枯れた木は沢山有るが、その危険が大きくなる。
登山者は注意して歩く必要が有ります。
枯れ木の下で休憩しない、不安定な場所枯れ木に体重をかけないなど注意が必要です。
1、羽村駅から羽村市郷土博物館へ向かいます。
<羽村駅西口→前に直進→奥多摩街道渡って→坂を下りる→禅林寺左折→羽村堰(せき)入口信号→羽村橋→トイレチェック(玉川上水 桜並木)→羽村堰下橋(羽村取水堰を見ながら多摩川を渡ります)→土手を右折→羽村市郷土博物館(裏の敷地で開始ミーティング)>
ナラ枯れの説明を受ける。
役割分担を決め出発。
・歩道とか園地上に有る枯れている木を見つけます。
・木全体の葉が枯れている被害木には青いテープを巻いて行きます。
・本当に危険な木には赤テープを巻きます。
・テープには日付や番号等を記入します。
・木の写真を撮ります。
・「ナラ枯れ調査シート」に詳しく記入します。
・そのほかフラスの有る木はカウントだけします。
羽村堰下橋
2,郷土博物館から浅間岳へ向かいます。
<郷土博物館→羽村登り口(ハイキングコース)→羽村神社→浅間岳(昼食)→かたらいの道・羽村草花コース(ゴルフ場が右側に有ります)→途中で福生班と合流→羽村駅まで下る途中の立川国際CC脇の歩道で終了ミーティング>
フラスが沢山出ていて、穴だらけです。
上ばかり見るので首がくたびれました。
浅間岳の入口の巣箱を付けてる木を見ています。
<ナラ枯れ巡視の結果>
・赤いテープ(緊急討伐要) 2本
・青いテープ(全て枯葉) 33本
・一部枯葉、フラスが有る木 175本
・羽村班が出会ったハイカー33名
12大