開催日:2022年5月2日(月) 9:30~15:30(予定)
参加者:奥多摩サポートレンジャー5名
コース : ①カメラ設置組:奥多摩駅9:40⇒9:46境集落10:47⇒弁天峡10:51⇒登計園地
②登計園地組:奥多摩VC(ミーティング・用具を持って)⇒登計園地(清掃・巡視等)
作業後①②とも⇒奥多摩VC
「前日の雨は上がったもののどんよりと肌寒い奥多摩の駅に降り立った」と聞くと何となく静かで淋しい印象ですが、奥多摩駅は月曜日(平日)とは思えないような賑わいでした。青梅駅から都内の中学生の大集団に飲み込まれ、そのまま奥多摩駅に到着したからです。群れをかき分けVC(ビジターセンター)に向かう途中、別の集団(数人ずつの班行動)が登計園地の方向に歩いて行くのが見えましたが、こちらは後で作業中に再会することになる高校生集団の一部でした。
この日VCは休館日なのですが、1階ホールでは職員の方がミーティングの最中でした。(なんとミーティングは作業終了VC帰着後も続いていました。)カメラ設置組二人はもう出発していたので、三人揃うとこの日の手順を確認し、道具を持って出発しました。
1月以来となる清掃のため、園地入口広場にはそれなりに落ち葉が、階段両隅には土砂も多少溜まっていました。三人での作業はなかなかはかどらず、いつもは上の広場で合流するカメラ設置組の手も借りて作業を一段落させ、ようやく上の広場に移動することになりましたが、時刻はもう昼時、各自ソーシャルディスタンスをとって先ず昼食をとりました。いつもはひっそりとしているのに、この日は東屋とベンチ二つが高校生グループに利用されていて、清掃管理しているサポレンとしては嬉しいことでした。(作業するには支障でしたが…)ここでは女子高生に手を振られたり、男子高生にサポレンカードを渡して会話する等の交流もあったようです。
前述の中学生集団は『むかし道』を奥多摩湖まで歩いたようですが、これらの中高生がこの日の体験を通して、奥多摩に「また行きたい」と思うか「もう行きたくない」と思うか、一つの原体験になったはずです。登計園地も地元有志の方々や我々サポレンが清掃しなければ、ベンチやテーブルも使える状況ではなくなってしまいます。入口も落ち葉が積もって草ぼうぼうでは入って登ってみようという気持ちにはならないでしょう。どうもこの国?は何かを作ろうという気持ちがあって作ったものの、それを長年根気強く維持管理していくことには重きを置かれないように思います。登計園地ができた当時の写真を見るとすっきりと明るい印象なのに、今は周囲の木々も成長し雑木も茂るに任せて、ベンチや数ある(よくわからない)彫刻も埋もれてしまっています。枯れたり邪魔になったりした木はたまに伐採するのでしょうが、それを始末する予算もないまま放置され、偉い人の一声がないのでどんどん荒れた印象になっていきます。(これを読んだ智恵ある方々、よきアドバイスをください。)
さて話を元に戻し、広場周りを一通り清掃すると、桜ゾーンの方へ移動。(名前はまだない)橋の前後の道の雑草除去等整備し、橋の上も箒できれいに掃いて道を下ると、「あれれ~」前回きれいにした側溝にもう土砂が溜まっている。「しまった。スコップ持ってこなかった!」持っている道具でできるだけの作業をやって、次回の宿題としました。
この日の作業を終えて、(当然ですが)作業は人手が多い方がいいと実感しました。これから植物がどんどん成長する季節、毎月のように定期的に整備しないと園地は厭地になってしまいます。そのためにもより多くの参加者が望まれます。また、今回初めて参加したという人がいて、「心細くて敷居がすごく高かったけれど、勇気を振り絞って参加した」と言っていました。自分が言うことではないですが、大拍手!だと思います。でも、誰でも最初は初めてです。これからコロナの状況がどうなっていくかわかりませんが、制約も次第に解除されていく傾向にあるようなので、活動を「ちょっと…」と躊躇している人も無理のないよう程度に参加してみませんか?
カメラ設置組の作業風景
68歳男性です。昨年末で完全リタイアし、50年以上前から通った奥多摩の山に何かお返ししたいと思っています。インターネットでサポートレンジャーの会を知り、都の担当部局に問い合わせたところ、コロナ禍でレンジャーの募集、研修は中断し、今のところ再開の目処は立たないとのこと。毎週都のホームページを見ていますが状況は変わらないようです。
可能であれば「見習い」ということでも参加したいのですが、難しいでしょうか。
阿部さん、問い合わせありがとうございます。
ちょうど今(5月30日~7月1日)「サポートレンジャー認定講座」の受講者を募集中です。
講座に応募いただき仲間になってくださることを期待します。
よろしくお願いします。