モニ1000チョウ類調査 6月2回目

◆実施日: 2025年6月26日(木)
◆コース(奥多摩むかし道):
奥多摩駅~(バス)~桃が沢バス停~西久保切り返し(調査開始10:00)~小中沢広場(昼食)~サイカチ林道起点(調査終了14:36)~むかし道氷川入口~奥多摩VCでまとめ・報告、解散
◆気象条件等:
[開始時]天候 晴れ、日差し 薄日、気温 29.0℃、雲量 80%、風力 0
[終了時]天候 曇り、日差し 無し、気温 28.0℃、雲量 100%、風力 1
◆参加者: 奥多摩サポートレンジャー会 会員 4人
◆出会ったハイカー等: 6人+モーターバイクツーリスト1人

雨天予報のため25日を、翌日の26日に延期しての調査となりました。
午前中は強い日差しもあり、まずまずの調査条件でしたが、終盤は湿度が異様に高く、今にも雨が降り出しそうな様子でした。奥多摩ビジターセンターに到着後すぐに雨が降り出しました。

この時期の奥多摩むかし道は、満開のアカメガシワやクロガネモチの花が主要な蜜源のようで、多くのスジグロシロチョウがその周囲を飛び回っていました。今回はモンシロチョウは1頭観察したのみでした。

ムラサキシジミが何頭もみられ、ちょうど羽化の時期と重なったようでした。

ムラサキシジミ 表(シジミチョウ科)
ムラサキシジミ 裏(タテハチョウ科)

黒地に白線のあるチョウの仲間(イチモンジチョウ、コミスジ、ホシミスジ)も多く見られました。ホシミスジは今シーズン初めてでした。タテハチョウ科では、このほかにルリタテハがうす暗い林の中を飛び回っているのを見つけました。ヒョウモンチョウの仲間は1頭も見つからず、その理由が気になるところです。

ホシミスジ(タテハチョウ科)
ルリタテハ(タテハチョウ科)

数的に最も多かったのはヤマトシジミで約50頭はいたでしょうか。その中に、ヤマトシジミに似たルリシジミがいました。ヤマトシジミより白っぽく、ちょっと上品な(?)感じで、オスは表が青白色で奇麗です。

ルリシジミ♂(シジミチョウ科)裏
ルリシジミ♂(シジミチョウ科)表

黒いアゲハは一化目と二化目の間の谷間で、成虫は数頭しか見られませんでしたが、前回産卵のために飛び回っていたクロアゲハがいたユズに、幼虫が育っていました。

クロアゲハ(アゲハチョウ科)3又は4齢幼虫(食草:ユズ)

セセリチョウは相変わらず少ないですが、今回は1頭だけですがヒメキマダラセセリが見られ嬉しかったです。

ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科)

チョウ類調査の途中でむかし道の上のかかり枝も落としました。

◆今回見られたチョウ
 (最終的に写真の確認などによる同定が終わっていないので、あくまで現時点での種数・種名です)
 アゲハチョウ科2種(アゲハ、クロアゲハ)
 シロチョウ科4種(スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ)
 シジミチョウ科4種(ヤマトシジミ、ルリシジミ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミ)
 タテハチョウ科7種(イチモンジチョウ、コミスジ、ホシミスジ、テングチョウ、
           サカハチチョウ夏型、アカタテハ、キタテハ)
 ジャノメチョウ亜科3種(コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、クロヒカゲ)
 セセリチョウ科2種(ヒメキマダラセセリ、ダイミョウセセリ)

以上

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