【R協働】「倉戸山事故ゼロ宣言!もう迷わない登山道を目指して 」2  

今年7月に続き2回目の登山道整備活動を行ないました。

 実施日:2024年10月10日(木)、くもり時々小雨

 参加者:都レンジャー2名、サポートレンジャー5名

 コース:倉戸山登山口~倉戸山(ピストン)

倉戸山は奥多摩山域では道迷い滑落など事故の多い山です。

ただ7月の活動以降は事故は発生していないとのことで、整備した効果がきっとあったのだと思いたいです。

連日の猛暑も過ぎ去り、奥多摩はこれから紅葉シーズンを迎え多くのハイカーが訪れます。そして日没時刻も早くなるので、道迷い防止のためにヘッドライトは必携装備となります。

今回は少しでも事故が減る事を願って、夕方や視界不良のコンディションでも登山道をわかりやすくする活動を行ないました。

倉戸山登山口で開始ミーティングを行い、出発準備を整えます。

山頂までの距離は2キロ、コースタイム90分ほどですが、標高差は600m以上と勾配がきつく、かなりハードなコースです。(私は好みではありませんが行きます)

登り初めてすぐに沢山のツチグリがお出迎え

途中の人工林にはクマ剥ぎの痕跡もチラホラ

作業開始!

登山道沿いには道迷い防止用のロープ柵が設置されています。

その柵のロープや支柱は薄茶色で自然に溶け込み、条件によって「見つけにくい」のでは との想定で、支柱にブルー(ブルーは森に無い色で目立つそうです)のキャップをはめ込んでいきます。(78箇所)

全体はこんな感じに・・

次は、指導標が夕暮れ時・夜間でも目立つように、反射テープを巻きました。(10箇所)

登山道脇の要所要所の立木に赤テープをぶら下げ、道順の目安としました。(10箇所)

ここで想定外の事態。複数の大きな倒木が登山道を横断して塞いでいました。

現場の状況を入念に確認し、どのような作業を行なうかを全員で確認後、通行するスペースを確保するための作業開始。

倒木が大きいので除去するのは不可能。応急処置としてしっかり掛かっている倒木の下にくぐって通れるスペースを何とか確保。

そして注意喚起のパウチを設置。

倒木処理で昼に倉戸山山頂には届かず、山頂手前で昼食です。(山頂もですが眺望はないです)

昼食後は、7月の活動で広い山頂に設置した登山道の道しるべの粗朶木を確認。しっかりと残っており、一安心、きっと役目を果たしてくれていることでしょう。

帰路は来た道を、支障木処理や道しるべの赤テープを設置しながら下山します。

入山口近くの温泉神社付近でようやく奥多摩湖が眺望できました。

全員無事に下山し本日の作業は終了です。

次回は倉戸山に登るもう一本の女の湯側のルートでの作業と、広葉樹が多くこれから大量の落葉が積もるので登山道上の落葉掻きを行なう予定です。

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