鷹ノ巣シカ柵設置協働活動(2日間)

日時:2024年6月10日(月)~11日(火)

参加者:都レンジャー7名 サポートレンジャー3名 

シカ柵設置作業実施してきました。

概要:鷹の巣山北面の植生回復のため(現在崩落のため通行止めの場所)に、

   シカ食害から保護するべくシカ柵を設置してきました。

行程:1.奥集落登山口から資材を運び上げ   

   2.現地設置場所確認、範囲の設定、確定

   3.ポール設置、網張り、スカート固定

   4.植物保護のパウチ表示

シカ柵設置の手順を画像で紹介します。

登山道入り口から資材を背負ってスタート
レンジャーによりすでに途中まで運び上げてあった、ポールなどの大物資材を荷揚げしました。
植生保護域の確認と柵の設置範囲を想定して、柵の位置決めをしていきます。全周約100m想定。
ポールは幅約2m間隔で50本設置。確定した位置にポールを打ち込んでいきます。
ポール打ち込み機⇒これをポールにかぶせて、両手で力いっぱい地面に打ち込みます。
約2m間隔でポールが設置できました。初日はここまで。明日は網張りです。

2日目、快晴、山頂から富士山も見えました。今日はいよいよ網張りです。

網の束の上下を確認して、絡まないように慎重に開いていきます。
網の上下に張綱を通していきます。絡まないように、綱が抜けないように慎重にみんなでたぐりながら。
張綱の通った網の束を、抱えながら最初に張るポールの位置に移動。
最初のポールに張り綱を固定。ここから重い網の束を抱えながら移動して張っていきます。
張綱をポールに固定し、みんなで網の束を抱えながら次のポールへ移動を繰り返します。
網の張具合を見ながら、ポールのキャップに固定。張具合は網目がタテのダイヤ型になるのがベスト。
網を張りながら順次固定。
網の下の張綱と、スカート部分をペグでしっかり固定します。シカが潜りこんで侵入しないように、しっかりと。全周350本のペグうち作業。
ぐるり網を張り、スカート部分を固定したら最後にスタート地点のポールに接続して柵を閉じます。
植生回復のパウチ設置で完成。この域の植生が回復するのが楽しみです。(2024.6月現在は通行止めです)
皆さんお疲れ様でした~。

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