実施日:2023年8月25日 コース:奥多摩むかし道(氷川入口~道所東屋)
参加者:奥多摩サポレン会会員4名
30℃越でしたが、日差したっぷりの観察日和でした。私たちは採集をしませんので、専ら写真が頼みです。翅を少しでも開いていると、同定可能な場合が有ります。
ヤマトシジミは表面の色が♂・♀で異なりますので、完全に開くと同定は更に楽です。
ムラサキシジミは光線による輝きの影響が大きく、焦点が甘いと雌雄の区別が困難です。
ウラギンシジミを一度見れば、特徴を直ぐ理解できます。名前の通り、ウラ面はギン白色です。少しでも表面が見えればオレンジ~紅は♂、白銀なら♀です。
多くのセセリチョウ科は翅を閉じて止まりますが、裏面から同定できる場合が有ります。
セセリチョウ科の中で、ダイミョウセセリは翅を開いて止まります。
スミナガシは特異な斑紋で、同定を誤ることは有りません。素早い飛翔と限局された場所で観察可能です。
8月~9月にかけてクサギに花(Photo-8, 9, 10)が咲きます。黒いアゲハ類が吸蜜や♂が♀を求めて集まりますが、飛翔速度が速く種の確認が困難です。オナガアゲハ・モンキアゲハは区別できても、カラスアゲハのメタリックなブルーの輝きすら区別できません。何時も会員は複数で観察・撮影し、最終的には写真判定になる場合も有ります。(Photo-8, -9, -10のヒント:画面を縦・横三分割3x3:8=左上段・9=右中段・10=中下段)
写真・文:サポレン会員