レンジャー共同作業雲取山周辺石積み歩道整備(2019.5.16-17)

参加者:奥多摩SR5名 奥多摩レンジャーとの共同活動

目的:植物荒廃を防止するため登山道石積み整備

日時:2019年5月16日(木)17日(金)

行程:16日 鴨沢~小袖乗越~雲取山荘 17日 雲取山荘~小袖乗越~鴨沢 

天候:16日.17日ともに晴れ時々曇り

雲取山の登山道整備を実施してきました。山頂付近や避難小屋直下の登山道複線化による裸地化を防ぐため、本来のコースに誘導するべくコース脇に石積みを行いました。またその意味を登山者にご理解いただけるよう、「植生回復中」の立て看板も設置いたしました。

前日(16日)雲取山に入り、雲取山荘からのご来光を見て17日早朝より作業開始。
作業当日は良い天気に恵まれました。
山頂付近の石積み作業と植生回復中の看板


登山道から外れずに歩いて植物を守ろう

これが正規の登山道、と一目でわかるように石積み作業中。

避難小屋直下の登山道は複線、複複線化しており裸地化が進んでいます。ショートカットやすれ違いなどで、つい登山道以外を歩いてしまいがちですが、その一歩が植物にとって大きなダメージとなることを 登山者の方に理解していただけると幸いです。

左側のできてしまった道(?)を石積みと木で塞ぎ植物の再生を期待。

途中、危険な支障木も取り除きました。

折れて不安定な支障木
皆で協力して作業し、支障木処理完了。

たくさんの動植物が魅力の雲取山

この季節、とても美しい新緑とオオヤマザクラ、ヤマツツジ、オオカメノキ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、バイカオウレン、ムラサキケマン、他多種のスミレなどたくさんの花が見られました。鳥類ではヤマガラ、ヒガラ、コガラ、コマドリ、メボソムシクイ、ビンズイなどの囀りが楽しめました。また、ハルゼミの羽化に遭遇しました。

ただいまハルゼミ羽化中。がんばれ!
新緑とミツバツツジの色が初夏の訪れを告げていました。

SR奥多摩 T

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