【自主巡視】富士見のみち(関東ふれあいの道)

実施日:2025年12月10日 9:00~18:00

天候:晴

参加者:奥多摩サポートレンジャー:7名

巡視コース:JR五日市駅集合~(バス移動)~上川乗BS~浅間峠~熊倉山~三国山~生藤山~連行峰~和田峠~陣馬高原下BS~(バス移動)~JR高尾駅

出会ったハイカー:28名(ツアー登山一行)

今回は、「関東ふれあいの道」(首都圏自然歩道)のコースの一つである、「富士見のみち」を巡視しました。「関東ふれあいの道」は、環境省の構想に基づき設置(整備は各都県)された自然歩道で、関東地方一都六県を一周する長距離自然歩道です。総延長は1800kmに及び、東京都では7コース約74.4kmが設定されています。今回巡視した、「富士見のみち」は、上川乗BSから陣馬高原下BSまでの14.7kmの区間となります。富士山を眺めながら都県境の笹尾根を辿る快適な尾根歩きのコースとなっています。奥多摩にあっても、比較的静かな山歩きが楽しめることから四季を問わず訪れるハイカーの多いコースとなっています。巡視コースとしては距離が長いことから、頻繁な登山道点検などが難しいコースでもあります。日の短い時期ではありましたが、通しで巡視し登山道の様子や指導標、案内板、設備の点検を実施しました。

出発前のミーティング・準備体操などをして活動を開始します
指導票のボルト緩み、設置状況などをチェックしながら進みます。
山の神に安全祈願
テンの糞でしょうか?
あしながバチの巣

冬枯れの登山道ではありますが、生き物たちの痕跡を楽しみながらの巡視となりました。

リスの食痕
もうすぐ「花粉」の時期です
鹿???熊???植林の樹木に大きなダメージです
植物はもう春の準備です
登山道に支障する倒木を処理
指導票のボルト緩みを締め直し矢羽根のぐらつきを解消します
落下の危険がある「かかり枝」を処理します
老朽化し登山道が複線化してしまった土居木階段箇所などは関係箇所に報告します
ナラ枯れなどにより、登山道に落枝が多く目立つのでチェックし報告します
富士山を眺めながらの快適な尾根歩きが続きます
巡視活動を終えて一日を振り返ります

今回巡視した「富士見のみち」は、指導票が要所に設置され道迷いなどの防止がしっかりと図られていることが確認できました。全体的に歩きやすい登山道ですが、一部指導票の老朽化、階段の老朽化などが気になるところでした。またナラ枯れなどによる「かかり枝」も見られましたので、関係箇所への報告と、あらためてサポートレンジャーとして対応していく必要性を確認しました。

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