モニ1000チョウ類調査 10月第2回目

投稿日:2025年10月25日 投稿者:奥多摩SR

◆実施日 10月20日(月)

◆参加者 4名(奥多摩SR)

◆コース 奥多摩駅(9:30)〜(バス移動)〜桃が沢バス停〜西久保切り返し(10:04)〜小中沢広場(昼食12:50〜13:30)〜サイカチ林道起点(15:00)〜奥多摩駅(15:30まとめ・振り返り)

◆気象条件等 天候/晴れ 日差し/直 気温/20.1℃ 雲量/50 風力/1

◆出会ったハイカー/1名

ようやく秋の気配が少しだけ感じられるようになりました。チョウが出てくるにはちょっと肌寒く感じられるスタートです。

空は青空ですが…

あまり期待せずに歩きだすと、間もなく目の前をやや大きめの黒っぽいチョウがバサバサと音をたてるように(実際は音はしません)横切ります。

一気にムードがエキサイティング、その行方を追うと、灰色の崖に止まりました。

クロコノマチョウ

いったん止まるとじっとして動かないのでスマホでもバッチリ撮れます。

「クロコノマチョウ」と言って、暗がりを好むチョウだそうです。あまり見られない種類という事で、出だしの区間外から意外にも盛り上がりました。

が、調査対象区間に入るとチョウはなかなか姿を表しません。

そんな中表れたのがオレンジと黒のクモガタヒョウモンとシータテハ。

クモガタヒョウモン
シータテハ

このオレンジと黒の仲間はなかなか見分けが難しく、その度に写真と図鑑で特徴を教わりますが、まだまだ自分で判断できません。これから回数を重ねて行くしかないようです。

少し秋の気配

木々は少し秋の色を見せ始め、足元には秋らしい小さな花が咲いています。

こんなチョウが少ない日でも足元をチラチラと飛ぶのがヤマトシジミ。それらしいのを全部ヤマトシジミと思っていると…

ツバメシジミ

盛んに蜜を吸っていたのはツバメシジミでした。後ろの羽に小さなシッポのようなものがあるのが特徴ですが、これもまだよく見分けられません。慣れてる人は当然のように「ツバメだね」と言うんですけど…。

全体的に数が少ない中、キタキチョウはコンスタントに姿を見せてくれます。

キタキチョウ

お馴染みのヤマトシジミは、交尾中の2頭に出会いました。

交尾中のヤマトシジミ

角度が悪くてちょっと分かりづらいですね。

そしてまた、目の前を黒いのがバサバサと横切ります。突然あらわれるので、なんとなく大きく見えてしまいます。

「クロコノマチョウだ!」

またにわかに盛り上がります。今度は少し距離のある所に止まりました。

クロコノマチョウ

ちょっと見た目が木の葉のようで、止まっている時は見過ごしてしまいそうです。

最後の区間外でもクロコノマチョウが飛んているところに出会いました。見た目は地味なのに何故かその度に盛り上がる不思議なチョウです。

そしてまたオレンジ黒系の登場です。

キタテハ

今度はキタテハ。さっきのシータテハとはごく近い種類のようです。

この日のオレンジ黒系をもう一種。

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン。これは、後ろの羽の下部(ツマ=すみっコ)が黒いので、自分でもなんとなく見分けるポイントがわかるような気がします。

クロコノマチョウ以外は静かでしたが、いつも盛り上がる境集落の畑のある所まで進んできました。

やはりここは期待を裏切りません。キタキ、ヤマトの他にスジグロシロチョウ、クモガタヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、チャバネセセリ、ウラナミシジミが見られました。

ウラナミシジミ

ウラナミシジミは羽の裏に波をうったような模様があるので判別のポイントになります。が、飛んでる時は自分にはまだヤマトシジミと同じにしか見えません。 

ここではちょっと珍しいのにも出会いました。

キアゲハ幼虫

キアゲハの幼虫です。ミドリと黒のシマシマが鮮やかです。

チョウのお出ましもずいぶんと少なくなってきましたが、ゴール近くでアサギマダラを見る事ができました。

アサギマダラ

アサギマダラを見ると得をした気になり、しかも最後の方だと何だかいい一日だったと思ってしまう、やっぱりチョウ界のスターですね。

今シーズンもあと一回(11/3)で終わりです。自分は今回が最後なのでこれからは街中でチョウを探しながら歩きます。でもながら歩きはキケンだから周りに注意しながら。

今回も16期KMさんに写真のご協力を頂きました。ありがとうございました。(綺麗なのがKMさんの写真です)

16期 KO

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