【自主巡視】馬頭刈山

実施日:2025年9月26日 晴れ
コース:武蔵五日市駅~千足BS手前下車~鶴脚山~馬頭刈山~高名山~高名神社~軍道BS~武蔵五日市駅
参加者:奥多摩サポートレンジャー5名
登山口付近で地元の方から「熊に気をつけてなぁ」と、測量作業の方から「熊の目撃情報が出てるからねぇ」と重ねて声をかけられました。緊張しながらの出発となりました。

朽ちて支柱のない道標のある登山口から入山しました。急坂を1時間30分程度登ると尾根筋に出ます。今日も熊よけの爆竹鉄砲を持ってきたので、森に入ってから「パン!パン!パン!」と3つ鳴らしました。尾根筋はチャートの岩体の険しい道と砂岩のなだらかな林の中を歩きます。ナラ枯れが目立ち落枝がたくさんあります。指導標の点検をしながら慎重に進みました。

鶴足山916m、馬頭刈山884m、高明山798mまではチャートと砂岩が交互に現れていましたが、高明山を越えて高明神社の手前で石灰岩が出てきました。

石灰岩の表面をルーペで見ると化石が見つかりました。フズリナ(紡錘虫)という古生代の化石です。種はネオシュワゲリナとヘルベキーナが混在しているようなのでペルム紀中期の石灰岩ではないかと思われます。

途中で、動物が掘ったと思われる穴がありました。穴の奥を覗いてみるとクロスズメバチの巣がありました。

熊の仕業と予想されるので、ここで爆竹鉄砲を鳴らしました。

倒木、落枝の他にクマとの遭遇に警戒をしながらもいろいろな花も鑑賞できました。楽しい巡視でした。

16期mog

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