モニ1000チョウ類調査9月2回目

開催日:2025年9月24日(水)9:30~15:50

参加者:奥多摩サポートレンジャー4名

コース(奥多摩むかし道)  奥多摩駅(バス)~桃が沢バス停~西久保切り返し(調査開始)~小中沢広場(昼食)~サイカチ林道起点~むかし道氷川入口~奥多摩VC(まとめ、報告後解散)

出会ったハイカー:15名(バイク3名)

天候:快晴後曇り

先週までの猛暑がウソのような爽やかな一日の始まり。夏の名残りの日差しとツクツクボウシの賑やかな声の一方、秋の気配があちこちに感じられました。

秋によく観察できるチョウが少しずつ出てきました。

この日一番の収穫はナガサキアゲハ。私たちの目の前でゆったりと羽を広げてくれました。

ナガサキアゲハ

ナガサキアゲハは数種類いる黒いアゲハの中で唯一尾状突起(後翅の下側の突起)がありません。この個体は後翅に白い斑点と前翅に赤い点があります。これはメスの特徴です。

オナガアゲハ

オナガアゲハは尾状突起が長いのが特徴です。

観察の終盤に黒っぽい大きなチョウが飛び立ちました。

クロコノマチョウ

クロコノマチョウはあまり活発に飛び回らないチョウで、一度どこかに止まるとしばらくじっとしています。10年ほど前までは観察されない年もありましたが、近年は年に複数頭観察されています。

今回一番多く観察されたのはヤマトシジミで総個体数の約半数でした。

ヤマトシジミ

その次に多かったのがキタキチョウです。

キタキチョウ

交尾中のキタキチョウ。色の薄いのがメス、濃いのがオスです。この状態で飛んでいました。

むかし道氷川入口付近の何軒もの民家の屋根で、サルの群れがのんびりとしていました。

バス通りの上の電線を一頭のサルが渡り、電柱を支える線を使って民家の塀に降りて行きました。道路を渡る手段にしているのでしょうか?

観察できたチョウ 合計18種(同定不確実個体含む)236頭

 アゲハチョウ科2種(オナガアゲハ、ナガサキアゲハ)

 シロチョウ科2種(キタキチョウ、スジグロシロチョウ)

 シジミチョウ科4種(ウラギンシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ)

 タテハチョウ科4種(ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカタテハ)

 ジャノメチョウ亜科3種(クロコノマチョウ、コジャノメ、ヒカゲチョウ?)

 セセリチョウ科3種(イチモンジセセリ、チャバネセセリ、キマダラセセリ?)

以上  To15

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