【自主巡視】槙寄山

実施日:2025/9/9(火) 晴れ時々曇

コース:仲の平バス停→ 槙寄山→ 数馬分岐→ 大羽根山分岐→ 笛吹峠→ 笛吹入口バス停

参加者:奥多摩サポートレンジャー5名

巡視当日は雲が多めで森の中は日差しがほとんどなく、猛暑からは解放されました

武蔵五日市駅に集合し、バスで仲の平へ移動

少し先の公衆トイレで身支度を整え、出発前ミーティングで活動内容を共有、体操で体をほぐします

今年はクマの目撃情報が多く、8月末には奥多摩で人的被害も発生しています

熊鈴はクマが慣れてしまって効果が薄いという情報もあり、本日の活動リーダーはこんなモノを用意

火薬の破裂音と匂いでクマには有効なんだとか

登山道入口、先の見通しの悪い所など要所要所で「パン!」と発砲しながら進みました

この指導標から登山道に入ります 指導標・・だいぶ長い間働いて疲れてますね

指導標を見つけると異常がないか点検です

この指導標は矢羽根を留めるボルトが緩んでいたので、増し締めしました これで良しッ

登山道を歩きながら自然観察

ナラ枯れ被害は奥多摩にも拡大、深刻な問題です

コナラ枯損木の株元にカエンタケを発見

カエンタケは猛毒と言われており、触れただけで炎症を起こす方もいるそうです ハイカーの事故防止のため全て掘り出し(この場所は20株ほどありました)、登山道から離れた林奥に廃棄しました

その他には往来に不都合な支障木処理や、誤って入り込んでしまいそうな箇所に迷い込み防止の粗朶を設置しました

そんなことをしながら槙寄山山頂(1188m)に予定通り到着し、昼食タイム

昼食後は西原峠へ下り、昨年12月に都レンジャーとの協働活動で設置したシカ柵を見に行きました

 ※設置時の様子はコチラ

さあ、シカ柵は無事でしょうか   おおッ 輝いています。

柵の内側は外に比べると別世界、こう見るとシカの食害は甚大ですね

シカ柵沿いに一周し点検、異常なし!

涼しい風が吹いてきたので、休憩もそこそこに笛吹(ウズシキ)峠方向へ出発

所々に大きな倒木が横たわっていますが、通行には支障なし でも気をつけて通過しましょう

笛吹峠下のシカ柵沿いにトラバースする場所、ここは要注意箇所です

藪漕ぎに近く、足元も草が生い茂り見にくい 慎重に進みます

とても陽当たりが良い場所なので草がアッという間に伸びてしまうんですね

帰着後、都レンジャーに拡大すると、この場所は9月内に草刈り予定とのことでした

帰りのバスの時間を気にしながら、全員無事に笛吹入口バス停に下山しました

バスの運行本数が少ないので、事前にバス時刻表を確認しておくことをお勧めします

[当日の作業]

  • 指導標の点検 13箇所
  • 指導標ボルトの増し締め 4箇所
  • 支障木処理 2箇所
  • カエンタケ処理 3箇所
  • 出会ったハイカー 1名

充実した一日でした

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