【協働活動】高水山歩道整備

実施日:2025年6月26日(木)9:45-15:10 曇り時々晴れ

集合場所:軍畑駅 9:45  解散場所:軍畑駅 15:10
参加者:東京都レンジャー5名 奥多摩サポートレンジャー5名

高水山登山口から標高で100m弱登った場所で、歩道整備を実施しました。2か所で登山道の段差解消、更に雨水等による浸食を改善するための横断溝を1か所に設置を行い、より歩きやすい登山道にしました。軍畑駅からは徒歩で現場へ移動し、歩道整備に必要な道具類は、都レンジャーさんの車で、登山口まで運搬しました。

登山口では、本日の作業内容や注意事項等の確認を行い、全員で準備運動を実施しました。メンバー及び登山者への安全確保は当然のこととして、本日の気温は約25度、湿度は90%超え、暑さ指数(WGBT)は25程度で、気温はそれほどではないものの、湿度がかなり高いため、熱中症対策として特に水分補給等には最善の注意を図ります。

段差解消の1か所目。大きな段差になっているところに丸太を設置、段差を緩やかにし、スムーズに昇り降りができるようにします。

段差解消の2か所目。段差により、昇り降りしづらくなっており、これを避けるために(下から見て)左側が複線化されてきています。結果、雨水等により土壌が浸食されつつあったため、段差解消し、本来のルートとして、スムーズに通れるようにします。

段差解消作業は、都レンジャーとサポートレンジャーを二班に分けて実施します。更に時間があれば、2か所のやや上部の場所に丸太で横断溝を設置し、雨水等の流れを変えることにします。作業にあたっては、登山者への周知をするために、作業場所の上部と下部にタペストリーを掲示し、安全確保に努めます。

作業にあたっては、段差解消のために、どのように補修するかをメンバーでイメージを共有し、幅などを計測し、丸太を加工し、担ぎ上げていきます。状況に合わせて、石や土を集めて、上からも下からも、登山者の方々が、なるべく違和感なく通れるように調整していきます。

1か所めが完成。当初は2本の予定でしたが、3本目の丸太を追加で上部に設置し、違和感なく通れるようにしました。

2か所目も、3本の丸太を加工・設置して、完成。違和感なく通行できるようになり、複線化されていた側に通行止めの印(右側の写真)を設置することができました。

時間があったので、登山道に土砂がたまってしまうのを防ぐため、段差解消2か所の上部に、丸太で横断溝を設置し、雨水等の流れを変えることにしました。3メートル近い丸太を、5人がかりで下から担ぎ上げて設置しました。これが本日一番の重労働でした。

すべての作業が終了したのは、午後2時過ぎでした。気温は25度前後でしたが、湿度が90%以上と大変蒸した中での汗まみれの作業でしたが、メンバー全員の協力のもと無事作業を終えることができました。登山者の方に通って頂き、段差解消の感想を伺いたかったところですが、残念ながら本日は一人の登山者とも会うことはありませんでした。人気のコースですが、こんな日もあるんですね。作業終了後は、登山口まで降りて、全員で本日の活動の振り返りを行い、軍畑駅まで徒歩で帰りました。家に帰ってからの風呂上がりのビールは最高の一杯でした!(18CA)

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