開催日:2025年5月8日(木)9:00~16:00
参加者:奥多摩サポートレンジャー8名
コース:奥多摩駅BS(バス)~鍾乳洞BS~八丁橋~天祖山~八丁橋→鍾乳洞BS(バス)~奥多摩駅BS
出会ったハイカー:2名
新緑の天祖山を巡視してきました。雨が危ぶまれる中、この日だけ天候に恵まれ、ハイキング日和となりました。平日にも関わらず、奥多摩駅からのバスには思いのほか多くのハイカーさんたちが乗車。ほとんどの方が川乗橋バス停で下車しました。

鍾乳洞バス停から出発。新緑が目に眩しく感じます。ここから30分ほど舗装路を歩きます。

八丁橋にある指導標。各指導標のボルトの緩みなどを確認していきます。

天祖山の取り付きにある指導標を確認。「天祖山」の表示がちょっと見にくいかもです。

きれいに石積されたつづら折れの道を登っていきます。なかなかの急登です。

がれていて落石しやすい場所もあり、慎重に歩いていきます。





登山道は倒木が多い印象。狭いトラバースの危険箇所にはロープがありますが、傷んでいてあまりつかまりたくない感じです。

鮮やかな黄色のカサタケ

此処から先の指導標はクマの攻撃を受けて損傷していました。

大日大神の社前にある指導標はクマに荒らされ、落書き(彫ってある)もありました。ボルトは緩んでいましたが、錆びついて動かず。潤滑剤を塗布して下山時にも増し締めを試しましたが、締めることはできませんでした。

真新しい白矢羽の指導標。

新緑の登山道は気持ちよく歩けます。

ミヤマキンバイでしょうか…

これはハウチワカエデの花っぽい?

社務所前の傷んだ指導標を清掃。割れた箇所にはクマと思われる体毛が付着していました。

天祖山に到着。山頂の社の境内にミヤマスミレの群落があるか調査しましたが、花が見当たらないためはっきりとは確認できませんでした。

社の東斜面にミヤマスミレを発見。落ち葉で覆われた斜面をよく見ると、広範囲に咲いていました。

山頂での休憩中、急激な気温の低下を感じました。手がかじかむほど。山頂をあとにし、来た道を取り付きに向かって下山していきます。危険箇所は下りのトラバースになるため、足運びを慎重にします。

途中でサルを見ることができました。

下りながら3本の落枝を処理しました。

無事に取り付きに下山。バス時刻に余裕を持って鍾乳洞バス停まで戻りました。天祖山は奥多摩でも特に奥深い地域にあり、気軽に行ける感じではありませんが、静かに新緑のハイキングを楽しむにはいい山かと思います。ただ、登山道はそこそこの斜度があり、翌日筋肉痛必至のなかなかタフなルートになります。
16SS