◆実施日: 2025年4月30日(水)[4月26日実施予定でしたが、雨天のため延期して実施]
◆コース(奥多摩むかし道):
奥多摩駅9:30 ~(バス移動)~ 桃が沢バス停~西久保切り返し(ベンチ)10:00 ~ 小中沢広場(昼食12:35~13:07)~奥多摩VC15:00(まとめ・報告後)解散
◆参加者: 奥多摩サポートレンジャー会 会員 3名
◆出会ったハイカー: 74人(+サイクリスト6人)
むかし道はすっかり新緑に包まれ、その中に薄紫色のフジの花が満開で美しい。快晴の空がさらにこの美しい風景を引き立てていました。平日とは言え大型連休中、ハイカーはとても多かったです。そして、なぜか、我々の前で道を横断するニホンカナヘビもとても多かったです。


(身近な生きもののようで、23区では絶滅危惧Ⅰ類、北多摩では絶滅危惧Ⅱ類)
肝心のチョウ類は、期待のウスバシロチョウ(スプリングエフェメラルのしんがり?を務める)と今シーズン初めて、しかも複数種類のアゲハチョウが見られました。スギタニルリシジミ、コツバメもまだ見られました。沢筋では5頭以上のオナガアゲハがいったりきたりして飛び交う様子が印象的でした。
一方、成虫越冬したチョウたちはあまり見られませんでした。特に、アカタテハ、キタテハが1頭もみられなかったのはちょっと驚きでした。何か原因があるのか、単にこれらのチョウたちのライフサイクルの谷間なのか、わかりません。

その名の通り、透ける翅が美しい(シロチョウと言う名前ですが、アゲハチョウの仲間です)

翅の輝きが美しい!



(お馴染みのチョウですが、奥多摩むかし道ではよく似たスジグロシロチョウの方が多いです)


タテハチョウの仲間です。今シーズン、初めて観察しました。
チョウたちの動向からも本格的な春を実感できました。これからチョウの種類も頭数も多くなるので楽しみです。
最後に調査結果の概要です。
◆調査時の気象条件等:
[開始時]天候 快晴、日差し 直射、気温 19.0℃、雲量 0%、風力 2
[終了時]天候 快晴、日差し 直射、気温 23.0℃、雲量 0%、風力 3
◆観察できたチョウ(合計16種120頭。ただし速報値であり、同定困難個体数も含む)
アゲハチョウ科5種(ウスバシロチョウ、アゲハ、オナガアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ)
シロチョウ科4種(ツマキチョウ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、モンシロチョウ)
シジミチョウ科4種(コツバメ、スギタニルリシジミ、ヤマトシジミ、トラフシジミ)
タテハチョウ科3種(テングチョウ、コミスジ、サカハチチョウ)
セセリチョウ科0種
以上