実施日:2024年12月20日(金)9:30~15:20
参加者:東京都レンジャー3名、サポートレンジャー5名
場所:倉戸山登山道
出会ったハイカー:なし
倉戸山は道迷い、滑落事故の多い山です。
登山者の安全のため、落ち葉で不明瞭になる登山道の落ち葉かきをしました。
好天に恵まれ、準備運動をして倉戸口から倉戸山に向かいました。アイゼンも用意しましたが使うことはありませんでした。
今日のメンバーは速い!急坂をものともせず登山道の状況を確認しながら山頂を目指しました。
落ち葉に足を滑らすこともなく登っていきます。でも、疲れていて下りだったら危険です。
道標はあるものの登山道は落ち葉に覆われています。ただでさえ道迷いの多いコースなので何とかしたいものです。
1時間半余りで山頂に到着し休憩しました。2℃程度でとても寒かったのですがレンジャーさんからスープやコーヒーの差し入れがあり温まりました。
休憩後、作業開始です。まず、山頂に注意喚起のパウチを取り付けました。倉戸山からの下山は、女の湯方面ではなく倉戸口がおすすめです。
先頭のメンバーが箒で落ち葉を掃いた後、後からジョレンで幅を広げていきます。特に登山道の片側が急斜面の場合は入念に登山道の幅が分かるように落ち葉をかきます。作業後は、登山道がはっきりと見えています。
あわせて、登山道が分かりにくくなる場所を確認しながら、赤色の誘導テープを樹木に巻き付けました。
下山しながら作業を続け、2時間半ほどで登山口付近まで戻りました。
最後に、凍結時の注意を喚起するパウチを取り付けて作業は終了しました。寒い一日でしたが、落葉した樹林の間から見た奥多摩湖が印象的でした。
今年も安全な登山のために倉戸山での作業を続けてきました。作業が登山者の安全につながることを願っています。
16km