開催日:2024年1月25日(木)8:50~15:50
参加者:東京都レンジャー2名、奥多摩サポートレンジャー5名
コース:檜原村役場駐車場→峠の茶屋→浅間嶺→峠の茶屋→檜原村役場駐車場
出会ったハイカー:7名
ナラ枯れした枯れ枝が登山道やベンチなどの施設へ落下するのを防止するため、高所の枯れ枝を高枝鋸で10ヶ所処理しました。約5メートルの鋸の扱いには苦労しましたが充実した活動となりました。
高枝鋸を背負いながら浅間嶺に向かう
公用車で峠の茶屋に到着後、作業道具を持って浅間嶺に向けて登山を開始しました。浅間尾根までは日差しもなく霜柱を踏みながら道を進みました。尾根まで登ると御前山や鋸山がきれいに見えました。
ナラ枯れの枯れ枝
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌により、ミズナラ等が集団的に枯損することです。ナラ枯れした木は葉を落としていないようです(写真中央上部)。枯れ枝が登山道やベンチなどの施設に落下するとハイカーにとってはとても危険です。
浅間嶺
浅間嶺は、浅間尾根の休憩所としてベンチが設置されています。天候がよく富士山もきれいに見え、付近ではジョウビタキの鳴き声が聞こえアトリの姿が見られました。しかし、ベンチの上には枯れ枝が・・・・。
高枝鋸による作業
ベンチの上の枝のほか、登山道の上の枝を次々と切り落としました。高枝鋸は約5メートルの長さで重く取り扱いが大変です。枝の落下方向を予測し出来るだけ離れ、手を動かすのではなく体全体で鋸を引きます。また、おがくずが目に入らないように防護眼鏡を着用します。すぐに疲れてしまうので何度も交替しながら作業を進めました。
丸太の処理
登山道をまたぐ倒木の処理も行いました。鋸で切ったあと枯れ枝の上を登山道脇まで転がしました。
体力と頭を使う活動となりましたが達成感があり楽しい活動となりました。高枝鋸は最初のうちはすぐに交替していましたが少しずつ慣れていきました。一方で、うまく切れなくて鋸の歯が何度も抜けなくなりました。切り落とした枝が隣の木に引っかかりロープを使って引っ張って落としました。慣れないうちは時間に余裕をもって作業することが重要だと感じました。
16km