横断溝泥掻きまつり

日時 2023年11月20日(土)■天気 晴れ■  参加人数 レンジャー3,サポートレンジャー4 計7名■実施箇所 日の出山つるつる温泉登山口滝本不動〜顎掛岩 約1.2km

登山道を横切る謎の(サポレンに入る前の自分はそう思ってました)溝は、流れる水を道の脇にそらす為のものでした。水が流れるままにしておくと、土をどんどん削りそこにさらに水が集まりさらにどんどん削り…。歩きにくくなった所を避けて歩く人が新しい道を作って植生を゙傷つけるようになってしまいます。

謎の溝は実はとても大切なものだったのです!

ところが、時間がたてばどうしても土で埋まって来てしまいます。

そこで、今回このつまりを解消すべく、レンジャー・サポートレンジャー合わせて7名が鍬とバールを゙手に集結しました!

つるつる温泉側の登山口で車を下り、日の出山への途中の顎掛岩まで横断溝を゙チェックしながら登りました。

顎掛岩からは、2人ずつ3チームと、監督1名に分かれて登山口に向かって作業を゙始めました。

横断溝は、黒い丈夫なゴム板を木の板ではさみ、木の板を地中に埋め、ゴム板の部分を地表に出して水を受け止め脇に流すように設置されています。

最初はテキトーな間隔であるのかと思いましたが、水の流れを゙見て効率よく水を逸らせる場所に設置されています。

石や木の根が水の流れを゙誘導しているので、それに気をつけて見ていると、ちょうどよい所に出して設置されているのがわかります。

たまに、「ここに石を゙置いたらもっとうまく流れそう」なんていう所も見つかりました。

まず土に埋まっている木の板が出てくるまで土を゙除き、さらに水が谷に落ちる所まで掘り進めます。水を谷まで誘導するという感覚です。

下に登山道があるかどうか、人が通っていないかを゙確認しながら作業を行いました。

作業前は土砂がもっと硬いのではと思われましたが、やってみるとそれ程でもなく、順調に作業は進み、25本の泥掻きができました。

今まで気にとめてなかった横断溝、「歩きにくいな~」と文句を゙言いながら歩いていた登山道、今回の作業でまた新しい山の視点ができ、とても有意義な一日になりました。

今度はちゃんと水が流れているか見てみたいです。そして、泥掻き作業にまた参加します!

参加者の皆さん、ありがとうございました。

最後、春から働き詰めに働いて今や瀕死のオオスズメバチを゙みんなで取り囲んでパチパチカメラに収めました。

16期 岡留健一

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