開催日:2022年12月14日(水) 9:45~15:00
参加者:奥多摩レンジャー2名 奥多摩サポートレンジャー4名
行程:奥多摩VC-湖畔の小道・山のふるさと村(昼食)-奥多摩VC
12月半ばになると平日の奥多摩は閑散としています。この日、定員4名枠で集まったサポレンは男女2名ずつ、VCで集合・打ち合わせ後、用具を積み込み、2台の公用車に乗り込みました。いつもの軽ワゴンの方でなく、最新?の高級感あるハイブリッド車に乗せてもらいました。電気で走るので、静かでとても作業に向かうような感覚ではありません。
作業場所の階段は、ドラム缶橋上方を走る周遊道路の真下にあります。長年の使用で段差が大きくなってしまったため、左右に杭で土留めをして土嚢を置き、段差の解消を図るのが本日の作業目的です。土嚢作りと杭打ち組の2班に分かれ、女性班が土嚢、男性班が杭打ちを担当することに。土嚢の中身は現地調達の土砂ですが、地面が固く小石や木の根が邪魔をして作業が難航します。杭打ちの方も真っ直ぐ入らなかったり石に妨害されたりと、こちらも作業が進みません。休憩がてら作業の進め方を話し合い、男女交代して再開してみると、杭打ちは女性班の方がスムーズで男性形無しでした。土嚢の男性班は柔らかそうな地面を求めてあちこち採掘するも、結局女性班の採掘現場に戻る結果に‥。
10時半過ぎからの作業はあっという間に12時近く、作業現場は日陰で冷えるので「山のふるさと村」に移動しての昼食になりました。ひなたのテーブル席はポカポカと暖かく風もなく、ピクニックのようでした。お客さんもほとんど無く、「山ふる祭」の賑わいからはほど遠い静けさでした。
1時頃から午後の作業の始まりです。作業手順も慣れてきたので、同じ班編成で杭打ちと土嚢作りを続けます。少しずつ形が見えてきて2時頃予定の段数を整備できました。最後にみんなで階段の踏み具合を確かめて作業終了です。(もちろん、掘った地面の跡は平に均して。)この日は階段7段に杭7組、使った土嚢は27袋?でした。まだまだ全体の何分かの一、手を付けてない部分との差は歴然で、以降も整備が必要です。ドラム缶橋周辺を訪れる機会があれば、この階段を踏みしめて作業の様子を想ってください。
さて帰り道、車がビュンビュン行き交う湖畔の道路に突然現れた1人のおばあさんにびっくり。聞けば、この辺りにお住まいの老人で、レンジャーはよく見かける有名人とか。この頃から風も出てきて道路では木の葉が舞い上がり、湖面には白波が立ち水煙が舞っていました。こんな風景も珍しいそうです。
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