モニ1000チョウ類調査 6月第2回

◆実施日:2022年6月30日(木)
◆コース:奥多摩むかし道(奥多摩VC 9:50~サイカチ林道起点 10:40~小中沢広場~しだくら橋~道所広場~西久保切り返し~桃が沢バス停~奥多摩VC 16:40(解散)
◆メンバー: 奥多摩サポートレンジャー会会員 5名

 天気が悪く途中で断念した先週の調査の再実施です。

 先週は「どんより、時々霧雨」で、ほとんどチョウが飛んでいませんでした。ただ、その中でスジグロシロチョウだけは何頭も飛んでおり、チョウも種によってはこんな天気でも飛ぶものだということを実感できました。

 さて、今回は待望の「晴れ」でしたが、連日の猛暑でさすがに動いているチョウが少なめでした。小中沢は川の流れがありやや涼しく、数種のチョウが飛んでいました。全体的に頭数は少なかったのですが、最終的に17種のチョウを確認しました。

調査風景

 シジミチョウ科とタテハチョウ科は種数がやや多く見られ、特にムラサキシジミは出現時期にあたったのか頭数も多く見られました。ミズイロオナガシジミは日中不活発なチョウで、葉上にいたのを捕虫網で捕り、後翅の表に白い小斑紋があることで雌と確認しました。

ムラサキシジミ
ミズイロオナガシジミ

また、コミスジ、ホシミスジ、ミスジチョウと似たチョウを続けてみることができ、その違いを頭に焼き付けました。よく似ている(ように見える)のに幼虫の食草はまったく異なり、それぞれマメ科植物、バラ科植物、ムクロジ科(モミジなど)植物です。競合しないようになっているのでしょうか、自然は不思議に満ちています。

コミスジ
ホシミスジ
ミスジチョウ

 そのほかに見られたチョウ(タテハチョウ類)です。

アカタテハ
ルリタテハ

◆観察できたチョウ(合計17種)
アゲハチョウ科3種(アオスジアゲハ・キアゲハ・クロアゲハ)
シロチョウ科2種(キタキチョウ、スジグロシロチョウ)
シジミチョウ科5種(ウラギンシジミ・ムラサキシジミ・ヤマトシジミ・ルリシジミ・ミズイロオナガシジミ)
タテハチョウ科6種(テングチョウ・アカタテハ・ルリタテハ・ミスジチョウ・ホシミスジ・コミスジ)
セセリチョウ科1種(ダイミョウセセリ)

◆レポート:イモリスト

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