[協働作業]川乗山(大根ノ山ノ神~船井戸間)の歩道整備

開催日時:2020年2月25日(火) 9:30~15:00

参加者:奥多摩レンジャー3名 奥多摩サポートレンジャー8名

奥多摩駅着9:22の電車で奥多摩VCに到着すると、すでに全員集合していて、待たせることになってしまった。(9:30集合のはずなのに、みんな一体何時に来ているの?)実は、駅で新しいトイレ(この日完成ということでまだ工事中、男子用は使えず)に寄っていたのだが、なんと洗浄便座!(でも、きっと絶対数は足りないだろうなと、朝から余計な心配をしてしまう)

全員揃ったところでリーダーのレンジャーさんから、この日の作業場所・内容の説明や互いの自己紹介の後、3台のレンジャー車に分乗して出発。(私の乗った車のナンバーは、なぜか2468)途中、鳩ノ巣駅下駐車場のトイレに寄って再出発。一部舗装、ほとんどがでこぼこの林道を一路目的地に向かって高度を上げていくと一瞬耳がキーンとなる。

山ノ神に到着すると、先客3台あり。指導標を避けて路肩に駐車。準備運動を各自してヘルメットをかぶり、道具を1つずつ持って出発。第1作業現場は600メートル先と聞くが、山道の600メートルは感覚がよくわからない。道は植林の森で、等間隔に伐採された木々の中を歩いて行く。第1の現場で3班に別れ、その内の1班を残して先へ進む。暫く行くと、小さな崩れかけた沢筋へ出る。ここが、第2の作業現場。崩れた道を、石積みで補強する。足場が悪い中で、重い石を運んで積んでいくのは大変な作業だ。役割を交代しながらようやく石垣らしくなったので、次の現場へ向かう途中で、昼食。ここは上が広葉樹林帯で開けているので明るい。12時15分から30分間ということだったが、寒くなってきたので5分前には、もう出発となる。次の第3の現場が、本日のメイン。第2の現場よりもう少し大きい沢で、崩れも大きい。道に段を切る、石を積む、土嚢を作る、手際よくさっさとやる人もいる中、作業をすると却って道が崩れてしまいそうで、半分ボーっとしていてすみません。崩れそうな道の谷側に石を置くと登山者が乗ってさらに崩れてしまう危険があるらしい。みんな?の努力の結果、何とか道らしく補強できたが、またいつ崩れるかもしれない状況は変わらず、もっと大がかりな工事が必要だと思われる。レンジャーさんの話では、あと2カ所予定していた場所があり、この先はちょっと離れているらしい。でも、空模様も心配なのと疲労も考慮して、これで終了という判断、下山することになる。(4時解散が、3時になったのはこういうわけ)

レンジャーさんは「今日は大勢集まってくれたので作業が進んだ」と言う。普段少ない人数での整備作業はどんなに大変かと苦労が忍ばれる。この道は季節によっては、ヤマアジサイ、シロヤシオ、アカヤシオなど(あとは聞いても覚えられない)がきれいだということなので、みなさん、ぜひ訪れてください。そして、今日のこの作業のあとも見て登山道を大切に歩いてくれたらいいなと思い、山をあとにした1日でした…。

川乗山は、本当は川苔山と書くようですが、地図上の漢字表記にしました。  

崩れやすい登山道の真下に大きな穴があいており、石で埋めて行きました。
沢を渡る登山道の崩落現場では沢の上部や下部から石を手渡しで
積み上げて行きました。
2箇所目の大きな崩落現場では3つに作業場面を分けて活動しました。
作業開始前には作業道具と利用方法の確認をレンジャー から伝えていただきました。
作業現場に向かう途中の標識矢羽の増し締めもしました。
作業開始前の登山道の崩落現場
土居木を入れて、石積みもして登山道の整備作業。
現地の倒木を利用して土居木ステップを完成させました。
作業完了しての集合写真。


記録:15ST
写真提供:14MM、12お

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